易経における卦数全てを数え上げてみた
易経は、古代中国の哲学書であり、占いや宇宙の理論を説く重要な文献です。その中で、卦(が)という概念が重要な役割を果たしています。卦は、陰爻(いが)と陽爻(ようが)の組み合わせで構成され、それぞれ六組の卦が一組の卦として成立します。今回は、易経における卦の数を全てを数え上げてみましょう。
まず、基本的な卦の数から見てみましょう。陰爻と陽爻の組み合わせは、以下の通りです。
- 1爻(いが)の卦:1
- 2爻の卦:2
- 3爻の卦:4
- 4爻の卦:8
- 5爻の卦:16
- 6爻の卦:32
これらの数を足すと、1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 = 63と計算されます。これは、易経における卦の基本数です。
次に、六爻の卦を組み合わせることで、64卦が生まれます。これは、以下のように計算されます。
- 1爻の卦を6通りに組み合わせる:1爻の卦 × 6 = 6
- 2爻の卦を6通りに組み合わせる:2爻の卦 × 6 = 12
- 3爻の卦を6通りに組み合わせる:3爻の卦 × 6 = 24
- 4爻の卦を6通りに組み合わせる:4爻の卦 × 6 = 48
- 5爻の卦を6通りに組み合わせる:5爻の卦 × 6 = 96
- 6爻の卦を6通りに組み合わせる:6爻の卦 × 6 = 192
これらの数を足すと、6 + 12 + 24 + 48 + 96 + 192 = 372と計算されます。しかし、これは重複している卦が含まれているため、実際の卦の数は372から減らす必要があります。
重複している卦を調べると、以下のように見つかります。
- 1爻の卦と2爻の卦:1爻の卦 × 2爻の卦 = 2
- 1爻の卦と3爻の卦:1爻の卦 × 3爻の卦 = 3
- 1爻の卦と4爻の卦:1爻の卦 × 4爻の卦 = 4
- 1爻の卦と5爻の卦:1爻の卦 × 5爻の卦 = 5
- 1爻の卦と6爻の卦:1爻の卦 × 6爻の卦 = 6
- 2爻の卦と3爻の卦:2爻の卦 × 3爻の卦 = 6
- 2爻の卦と4爻の卦:2爻の卦 × 4爻の卦 = 8
- 2爻の卦と5爻の卦:2爻の卦 × 5爻の卦 = 10
- 2爻の卦と6爻の卦:2爻の卦 × 6爻の卦 = 12
- 3爻の卦と4爻の卦:3爻の卦 × 4爻の卦 = 12
- 3爻の卦と5爻の卦:3爻の卦 × 5爻の卦 = 15
- 3爻の卦と6爻の卦:3爻の卦 × 6爻の卦 = 18
- 4爻の卦と5爻の卦:4爻の卦 × 5爻の卦 = 20
- 4爻の卦と6爻の卦:4爻の卦 × 6爻の卦 = 24
- 5爻の卦と6爻の卦:5爻の卦 × 6爻の卦 = 30
これらの数を足すと、2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 6 + 8 + 10 + 12 + 12 + 15 + 18 + 20 + 24 + 30 = 175と計算されます。この数を372から引くと、372 - 175 = 197と計算されます。
最後に、1爻の卦を1通りの卦として加算すると、197 + 1 = 198と計算されます。しかし、