陰宅風水の十二水口とはその見方と吉凶の解説
陰宅風水においては、十二水口の概念が非常に重要です。この十二水口とは、風水の基本概念の一つであり、墓地や住宅の風水を判断するための重要な要素となります。ここでは、陰宅風水の十二水口の見方と吉凶について詳しく解説します。
1. 十二水口とは
十二水口は、風水学で用いられる24山のうちの12つを基にした概念です。具体的には、以下の12方向を指します:
- 甲卯
- 乙辰
- 巽巳
- 丙午
- 丁未
- 坤申
- 庚酉
- 辛戌
- 乾亥
- 壬子
- 癸丑
- 艮寅
これらの方向は、風水の「水」の流れを判断するのに役立ちます。水は陰宅の風水において重要な役割を果たし、吉凶を左右する要素です。
2. 十二水口の見方
十二水口の見方は、以下のステップに従います。
(1)座標の確認
まず、墓地や住宅の座標を確認します。座標は、風水学で「山」と「向」として表され、山は墓地や住宅の背後の山々、向は墓地や住宅の正面方向を指します。
(2)二十四山の確認
次に、二十四山の配置を確認します。二十四山は、方位を表す概念で、風水学で重要な役割を果たします。
(3)十二水口の特定
二十四山のうちの12つを選び出し、それがどの方向に位置するかを確認します。これが十二水口の見方です。
3. 十二水口の吉凶
十二水口の吉凶は、以下のように判断されます。
吉水口
- 水が墓地や住宅の正面に流れる場合
- 水が墓地や住宅の背後から来る場合
- 水が墓地や住宅の両側に流れる場合
凶水口
- 水が墓地や住宅の背後から来ず、正面に流れる場合
- 水が墓地や住宅の両側から来ない場合
- 水が墓地や住宅の内側から流れる場合
4. 実例
以下に、壬山丙向の陰宅の十二水口の吉凶についての例を示します。
- 子山午向:水が左から右に流れる場合、辛戌の間に水口が位置する場合が吉とされます。
- 左水倒右:水口が丁未の間に位置する場合が吉とされます。
- 右水倒左:水口が甲の間に位置する場合が吉とされます。
まとめ
陰宅風水の十二水口は、墓地や住宅の風水を判断するための重要な要素です。水の流れを確認し、吉水口や凶水口を特定することで、良い風水を得ることができます。また、具体的な吉凶の判断は、専門家に相談することをお勧めします。